麻酔科医になってみた。

臨床研修無事終了とともに、麻酔科医の道へ。

麻酔科医、8日目。

臨床研修を終えると同時に始まった、麻酔科医としての日々。

 

学生と医者の狭間で、ふわふわとした気持ちで過ごす時期もおわり、ついに医師としての人生がスタートした。

 

研修医2年間のうち、6ヶ月を麻酔科でローテートしてたおかげもあり、一連の流れや操作に関しては体がちゃんと覚えていて、何となく麻酔はかけられる。

 

早速当直もはじまっていて、いままであった2回の当直はどちらも急患が絶え間なくやってきて、あまりの忙しさにまるで神様から洗礼を受けているかのようだった。

 

1つオペが終わったと思ったらまた次のオペが決まり、その間にまた次のオペが決まり、、と、あまりの自分の引きの強さに心底げんなりした。

なんでこんなに休む暇もなく急患がくるのか、、、と。

こればっかりは自分で操れるものでもないからもどかしい。

 

次々にくる急患の海の中で心が沈みきっていたそのとき、友人から連絡がきた。

彼女も三年目で、医者になりたての形成外科医。

彼女も夜中までオペが長引いたり、分院勤務で家から2時間かかったりと、この1週間かなり大変だったらしい。

 

 

その時、ふと思う。

 

 

つらくて大変なのは、自分だけじゃない。と。

 

 

いま私がいる小さな組織の中では、私が一番急患を引いてるかもしれないし、当直も毎回大変かもしれない。

 

でも違う病院で形成外科医として働いている彼女もまた、長時間のオペや、毎日往復4時間の通勤と、慣れない生活に精神的にも身体的にも大変な日々を過ごしている。

 

1人じゃないと、自分だけじゃないと、気付かされたような気がした。

 

自分だけが大変なんじゃない。

みんな順応に、日々の業務に、四苦八苦しながら毎日過ごしている。

 

 

急患の多さに圧倒されて凹んでる場合ではなかった。

 

吸収することが多い今の時期が、一番大変で、しんどいのはみんな一緒。

みんな一緒だから、いまは、文句を言わず、へこたれず、踏ん張らないと。

 

そう気づかせてくれた友人に、とても感謝している。

 

でも。

今日は、お塩を体に撒いてから、寝ようと思う、、、